テツヤです。おれだってやらせてもらうぜ2011年ベスト。でもこういうのって実際にDJでかけたやつと、ベストで選ぶのって微妙に変わってきませんか? おれだけですか? ズリネタを発表する照れくささがありませんか? いい年して自意識過剰ですか? あと使い易くてよくかけてたのは割と普通の曲になりがちとか…。まあそういうわけでわざわざレコ棚をあらためなくてもパッと思い出せる印象に残った曲、って事でお茶を濁します。
Ada - Robotica
Adaは毎回買ってるしミックスにも入れているし、まあ顔は賛否分かれるかもしれませんが本当に大好きです。そしてこの曲は最高。鼻毛に白髪が混じるようになった団塊ジュニアなおれの胸をこんなにもキュンキュンさせてくれてありがとう。でもこんなに好きなのにAdaはアダなのかエイダなのかいまいち分からないんですよ。エイダの方が響きが奇麗な気がするのですが…。
Ada - Meine Zarten Pfoten
そして続けてアルバムの方も。どうも音楽系ブログのベスト企画でもスルーされまくっている気がしてならないのですが、アルバムも可憐で良かったですよ。LP一枚に収まってしまったのが残念ですが、DJ KozeのRemix入り7"も付いてきて、いまならアマゾンで悔しいほど安いです。PAMPAから出てるやつはシングルのみならずLPも傑作揃いですな。やはり今年リリースされたRobag Wruhmeの『Thora Vukk』も素晴らしいです。話を戻してAdaのアルバムから一番好きな曲を。
Purity Ring - Ungirthed
これは初めて聴いた時のインパクトは結構なものでした。ねじれインディーポップかつダブステップで、しかし両方のリスナーからは距離を置かれそうなこのニッチ感がたまらない。この一枚で消えて数年後に好事家達の間であれは謎だったな〜という珍盤化して欲しい気もしましたが、最近2ndが出ました。良かったです。アルバム出ちゃうんでしょうか。
Local Natives - Wide Eyes (Fools Gold ft. Aristotle Pop a Bottle Remix)
ここで突然2010年リリースものを。いやこれ確か去年の年末ぐらいにリリースされたので、なんかこの時期のやつってベスト企画に漏れがちで可哀想じゃないですか。このエモい感じは凄く好きで、こういうのが欲しくてクラウド・ラップ系もチェックしたのですがこういう感じはなかなか無いですね。あってもデータのみとか。今年一年ずっと引っかかってて、耳を広げてくれた曲、という意味で選んでみました。
Craig Bratley - Wanna Be With You
Armenta & Majikの有名な曲の、なんてことない普通のエディットなのですが、元曲が最高すぎるのでこれは本当にDJでよく使いました。うーん、他に言うことないですね。まあそうなりますよね。
Giorgia Morandi - Children Of The Sky
それで思い出しましたが去年の今頃から何故かLate 80'sな哀愁ユーロビートにハマり、よく西新宿の某店に掘りに行きました。高い12"とか買いました。あれは何だったのでしょうか。今の感覚で選んでいたつもりでしたが、興味が無い人からすればただのユーロビートだったと思います。あれは何だったのでしょうか。そんな中で今もかけ続けているこの曲。普通にユーロビートコンピに入りまくって「星の子供たち」という日本盤も出てるクラシックなのですが、このお洒落さ。AOR界隈で有名なAlan Sorrentiさんのカヴァーです。
Drake - Take Care
新譜に戻ります。シングルに比べるとあまりアルバムは買わないので偉そうな事は言えませんが、このアルバムは良かった。今年のベスト企画の常連盤なので皆さんもご存知でしょう。特におれなりの独自の視点とか解釈とかありませんよそんなもの。人を何だと思ってるんですか。ヒップホップというよりR&Bとして聴いていました。The Weekndのパッケージ化も楽しみです。
Clams Casino - Rainforest
そういう流れではClams Casinoが一番の収穫というか、びっくりしましたね。"Instrumental Mixtape"も含めてこちらも特に言うこと無し。Tri Angleは良いレーベルですね。Holy OtherやBalam Acabも良かったです。
Bryan Ferry - Alphaville (Todd Terje Remix)
Todd Terjeはシングル"Ragysh"も良かったですがこっちも良かった! 軽妙洒脱とは正にこの事、先日クリスマスイヴのTOP GUNでもかけましたが、イヴの夜にドハマリというか、あ、おれやったな! と思いましたです。
Omar-S - Here's Your Trance, Now Dance!!
2009年の個人的ベストシングルはOni AyhunのA面だかB面だか忘れましたが"OAR003"なのですが、あれとかなり近似値の恍惚曲。良いですね。何時間でも聴けます。
Nils.W - Nickel 'N' Dime
描き残しがたくさんあるような、淡彩で仕上げたデッサンのような未完成あるいは下書き感の良さ。珍ハウスとしてグッときました。こういうのもっと欲しいのですがどう検索すればいいのでしょうか。検索すればなんでも見つかると思っているおれみたいな人間に鉄槌を下す、そんな一枚です。
Loti - With An Angel
こちらマーヴィン・ゲイのエディットなんですが、切り貼りだけじゃなくもうひと味、みたいなその塩コショウ加減が絶妙でした。出来そうで出来なくないですか? じゃあやってみろよ! LotiというかLord Of The Islesは"Ultraviolet"も良かったですね。よっ、ノッてるね〜。
Cos-Ber-Zam - Ne Noya (Daphni Mix)
Caribouの別名義エディット。AB面ともニューディスコ界隈のそれとはまた違った食感を覚えました。その違いとは一体何なのか。言葉にすると陳腐化するという理由で今回は勘弁してください。
Lovebirds feat. Stee Downes - Want You In My Soul
ハウスの歌ものではこれが一番エモくて好きでした。センチメンタルシティロマンサー! Lovebirdsはややビートダウンな"Running Backwards"も良かったですね。やはり大好きなSuzanne Kraftの"Green Flash"と同時期にリリースされた事もあってセットな感じでした。
Supreme Cuts - Fools
この10"のこの曲は最近のものの良いとこどりな気がしないでもないですがやはり最高。ザ・官能ウットリ系という事で一つお願いします。
Rimar - Higher Ground
初聴のインパクトが全てな気がしますが、やはり最高に今年っぽくて素敵ですね。これでもうちょい曲が長くて二枚組とかだったら完璧なのですが、そういう発想自体が団塊ジュニアなのでしょうか? 口の臭いおっさんなのでしょうか? この界隈だとTeams Vs. Star Slingerのあれとか、あるいはKeep Shelly in Athensとかも最高でしたが、まあ今回はいいか!
お察しの通りとっくに飽きてるし疲れているので、まだまだあるのですがこの辺でドロンさせて頂きます。こんなの書いてる場合なのか。さらにこんなのを読んでいる場合なのか。新年を迎えるにあたって我々はもう一度じっくり考えてみる時期に来ているのではないでしょうか。
2011年12月31日土曜日
登録:
コメントの投稿 (Atom)
0 件のコメント:
コメントを投稿